2020年09月17日(Thu)
【ﾘｷ･ﾌﾟｯﾁには資格がある】
ﾊﾞﾙｻはｺﾛﾅｳｲﾙｽの影響を受け、再開後に6ﾎﾟｲﾝﾄ取り損ねてﾀｲﾄﾙﾚｰｽから脱落したが、唯一の希望といっていいﾆｭｰｽはﾘｷ･ﾌﾟｯﾁのﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽだった。
ﾗ･ﾏｼｱ出身の若者の登場は砂漠のｵｱｼｽであり、ﾘｰｶﾞ優勝への足掛かりとなるはずだった。驚いたことに、ｷｹ･ｾﾃｨｴﾝはこの将来有望な若手をｱﾄﾚﾃｨとの対戦でｽﾀﾒﾝに抜擢し、二十歳のｶﾝﾃﾗｰﾉは非常に優れたﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽをもって、監督の信頼を勝ち取ったのである。彼のﾊﾞﾙｻでの重要性は日毎に高くなっている。
どれだけ彼が期待されているか、試合後のｷｹの記者会見を見ていればわかる。「彼は非常に高いﾚﾍﾞﾙにいる。我々は皆が彼とﾏｯﾁしていた。彼は求められたことすべて、意志や質の面でも非常に集中して取り組んでいた。これが前進する方法なんだ。3試合で示せたはず。我々は彼が明日どんな状態でいるかを知る必要がある。わたしは彼のﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽに満足している。ｸﾗﾌﾞもﾌｧﾝも同じ気持ちに違いない。偉大なﾌｯﾄﾎﾞｰﾙ選手が周りにいることだしね」、ｱﾄﾚﾃｨｺと引き分けに終わったあと、監督はﾘｷを称賛した。
'ｷｹ･ｾﾃｨｴﾝとｴﾃﾞﾙ･ｻﾗﾋﾞｱは、僕が幼い頃から待ち望んでいた機会を与えてくれた。ｱﾄﾚﾃｨｺ戦でﾌﾙ出場したんだ'
ﾘｷ･ﾌﾟｯﾁ
当然といっていいだろう、彼は自身の素晴らしいﾒﾘｯﾄを発揮したのだから。彼の転機はｱｽﾚﾁｯｸ戦だった。勝利で終えた試合で、彼は途中出場ながらﾁｰﾑを再起動させることに成功した。ﾋﾞｰｺﾞでもｽﾀﾒﾝに名を連ね、ｼﾒｵﾈに対しても再び最高のﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽを披露した。
'完全なる一致'
実際、ｶﾝﾃﾗｰﾉはﾒﾃﾞｨｵｶﾝﾎﾟの中で唯一交代させられずに済んだ選手だった。ﾗｷﾃｨｯﾁやﾌﾞｽｹﾂやｳﾞｨﾀﾞﾙは終了のﾎｲｯｽﾙを聞くことなく、ﾍﾞﾝﾁに退いている。これこそ、ﾘｷが試合面でもﾌﾟﾚｰ面でも信頼を勝ち取った瞬間である。彼の初々しい姿、野心、躍動感などは、ﾊﾞﾙｻの数少ない希望の一つであった。
ﾗ･ﾏｼｱに再び実がなり、ﾏﾀﾃﾞﾍﾟﾗ(ﾌﾟｯﾁのこと)はｱﾝｽ･ﾌｧﾃｨとともに歴史にその名前を刻み、ｱｽﾙｸﾞﾗﾅのｶﾝﾃﾗによる献身というのに一役買った。未来のﾊﾞﾙｻは彼らを軸として成り立つ、そうならなければいけない。ﾘｷは、今から夏の終わりまでというこの短期間に、ｴﾘｰﾄﾌｯﾄﾎﾞｰﾗｰとしての称号を手にするはずだ。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ﾒｯｼ以外の注目選手。
新しく入ったﾍﾟﾄﾞﾘ、ﾄﾘﾝｺﾝといった若手や、ﾛｰﾏとｲﾝﾃﾙ時代は大好きだったﾋﾟｱﾆｯﾁやｺｳﾁｰﾆｮなどのﾍﾞﾃﾗﾝ選手たち。まぁ即戦力はﾎﾞｽﾆｱ人とﾌﾞﾗｼﾞﾙ人(出戻り)だけかもしれないけど、若い二人だってﾊﾞﾙｻのｽｶｳﾄが目をつけてた才能なんだから、残留するなら期待してみていきたい。
それでもやはり楽しみはｶﾝﾃﾗｰﾉ。ｱﾚﾆｬはﾍﾞﾃｨｽで最初の頃はよかった。ﾊﾞﾙｻ戦では、ｾﾙｼﾞ･ﾛﾍﾞﾙﾄが酷いﾀｯｸﾙで彼を止めなければいけないくらい厄介な存在だったし、特にあのｷｰﾌﾟ力には時間がない中でｲﾗｲﾗさせられっぱなしだった。今回のﾌﾟﾚｼｰｽﾞﾝ初戦で、ﾚｷﾞｭﾗｰとして出たようですね。ｸﾏさんの期待のあらわれなんでしょうか…ここはまだ様子を見てみないとわからない。
そしてﾘｷ･ﾌﾟｯﾁ。彼は小回りが利くし、実はああ見えて守備も上手い。選択を間違えることが少なく、ｹﾞｰﾑの流れを読む力なんかは、ｻｯｶｰを始めた頃から備わっていたんじゃないかというくらい、若いわりに老練さすら感じてしまう。だからといってﾘｽｸをおかさないわけじゃない。ｸﾗﾌﾞ内部で評価がわかれてるらしいけど、個人的には楽しみにしたい選手。
彼で印象的だったのは、昨ｼｰｽﾞﾝのﾎｰﾑで行われたﾋﾞﾙﾊﾞｵ戦、なかなかｽｺｱが動かず、ﾁｰﾑ全体が焦ってﾒｯｼばかりになりがちだった空気を自らの登場でｶﾞﾗｯと変えてみせた。たとえﾒｯｼでも、ﾎﾟｼﾞｼｮﾆﾝｸﾞが悪かったり、『よこせ！』ってな感じで堂々とﾌﾘｰでいられたとしても、自分がｷﾝｸﾞにﾊﾟｽを出すことでｺﾞｰﾙから遠ざかってしまうと判断した場合、反対側にいる仲間を優先するｼｰﾝが多く見られました。あれがｷｹ監督の指示だったにしろ、あんなあからさまにﾚｵなﾒｯｼを無視するなんて、なかなかできるこっちゃない。
ｼｰｽﾞﾝも終盤に向かうにつれ、いつの間にか普通にﾚｵ様を優遇するというか、生き残りたいがためのご機嫌とりのﾊﾟｽを出したり、忖度っぽいことするようになってましたけど。それでも彼らの連携はかなり仕上がってきていた。
脱ﾒｯｼの片鱗が見られるのか、これも今季のﾊﾞﾙｻを観ていく上で重要ですね
22:14
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【ﾘｷ･ﾌﾟｯﾁには資格がある】
ﾊﾞﾙｻはｺﾛﾅｳｲﾙｽの影響を受け、再開後に6ﾎﾟｲﾝﾄ取り損ねてﾀｲﾄﾙﾚｰｽから脱落したが、唯一の希望といっていいﾆｭｰｽはﾘｷ･ﾌﾟｯﾁのﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽだった。
ﾗ･ﾏｼｱ出身の若者の登場は砂漠のｵｱｼｽであり、ﾘｰｶﾞ優勝への足掛かりとなるはずだった。驚いたことに、ｷｹ･ｾﾃｨｴﾝはこの将来有望な若手をｱﾄﾚﾃｨとの対戦でｽﾀﾒﾝに抜擢し、二十歳のｶﾝﾃﾗｰﾉは非常に優れたﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽをもって、監督の信頼を勝ち取ったのである。彼のﾊﾞﾙｻでの重要性は日毎に高くなっている。
どれだけ彼が期待されているか、試合後のｷｹの記者会見を見ていればわかる。「彼は非常に高いﾚﾍﾞﾙにいる。我々は皆が彼とﾏｯﾁしていた。彼は求められたことすべて、意志や質の面でも非常に集中して取り組んでいた。これが前進する方法なんだ。3試合で示せたはず。我々は彼が明日どんな状態でいるかを知る必要がある。わたしは彼のﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽに満足している。ｸﾗﾌﾞもﾌｧﾝも同じ気持ちに違いない。偉大なﾌｯﾄﾎﾞｰﾙ選手が周りにいることだしね」、ｱﾄﾚﾃｨｺと引き分けに終わったあと、監督はﾘｷを称賛した。
'ｷｹ･ｾﾃｨｴﾝとｴﾃﾞﾙ･ｻﾗﾋﾞｱは、僕が幼い頃から待ち望んでいた機会を与えてくれた。ｱﾄﾚﾃｨｺ戦でﾌﾙ出場したんだ'
ﾘｷ･ﾌﾟｯﾁ
当然といっていいだろう、彼は自身の素晴らしいﾒﾘｯﾄを発揮したのだから。彼の転機はｱｽﾚﾁｯｸ戦だった。勝利で終えた試合で、彼は途中出場ながらﾁｰﾑを再起動させることに成功した。ﾋﾞｰｺﾞでもｽﾀﾒﾝに名を連ね、ｼﾒｵﾈに対しても再び最高のﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽを披露した。
'完全なる一致'
実際、ｶﾝﾃﾗｰﾉはﾒﾃﾞｨｵｶﾝﾎﾟの中で唯一交代させられずに済んだ選手だった。ﾗｷﾃｨｯﾁやﾌﾞｽｹﾂやｳﾞｨﾀﾞﾙは終了のﾎｲｯｽﾙを聞くことなく、ﾍﾞﾝﾁに退いている。これこそ、ﾘｷが試合面でもﾌﾟﾚｰ面でも信頼を勝ち取った瞬間である。彼の初々しい姿、野心、躍動感などは、ﾊﾞﾙｻの数少ない希望の一つであった。
ﾗ･ﾏｼｱに再び実がなり、ﾏﾀﾃﾞﾍﾟﾗ(ﾌﾟｯﾁのこと)はｱﾝｽ･ﾌｧﾃｨとともに歴史にその名前を刻み、ｱｽﾙｸﾞﾗﾅのｶﾝﾃﾗによる献身というのに一役買った。未来のﾊﾞﾙｻは彼らを軸として成り立つ、そうならなければいけない。ﾘｷは、今から夏の終わりまでというこの短期間に、ｴﾘｰﾄﾌｯﾄﾎﾞｰﾗｰとしての称号を手にするはずだ。
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ﾒｯｼ以外の注目選手。
新しく入ったﾍﾟﾄﾞﾘ、ﾄﾘﾝｺﾝといった若手や、ﾛｰﾏとｲﾝﾃﾙ時代は大好きだったﾋﾟｱﾆｯﾁやｺｳﾁｰﾆｮなどのﾍﾞﾃﾗﾝ選手たち。まぁ即戦力はﾎﾞｽﾆｱ人とﾌﾞﾗｼﾞﾙ人(出戻り)だけかもしれないけど、若い二人だってﾊﾞﾙｻのｽｶｳﾄが目をつけてた才能なんだから、残留するなら期待してみていきたい。
それでもやはり楽しみはｶﾝﾃﾗｰﾉ。ｱﾚﾆｬはﾍﾞﾃｨｽで最初の頃はよかった。ﾊﾞﾙｻ戦では、ｾﾙｼﾞ･ﾛﾍﾞﾙﾄが酷いﾀｯｸﾙで彼を止めなければいけないくらい厄介な存在だったし、特にあのｷｰﾌﾟ力には時間がない中でｲﾗｲﾗさせられっぱなしだった。今回のﾌﾟﾚｼｰｽﾞﾝ初戦で、ﾚｷﾞｭﾗｰとして出たようですね。ｸﾏさんの期待のあらわれなんでしょうか…ここはまだ様子を見てみないとわからない。
そしてﾘｷ･ﾌﾟｯﾁ。彼は小回りが利くし、実はああ見えて守備も上手い。選択を間違えることが少なく、ｹﾞｰﾑの流れを読む力なんかは、ｻｯｶｰを始めた頃から備わっていたんじゃないかというくらい、若いわりに老練さすら感じてしまう。だからといってﾘｽｸをおかさないわけじゃない。ｸﾗﾌﾞ内部で評価がわかれてるらしいけど、個人的には楽しみにしたい選手。
彼で印象的だったのは、昨ｼｰｽﾞﾝのﾎｰﾑで行われたﾋﾞﾙﾊﾞｵ戦、なかなかｽｺｱが動かず、ﾁｰﾑ全体が焦ってﾒｯｼばかりになりがちだった空気を自らの登場でｶﾞﾗｯと変えてみせた。たとえﾒｯｼでも、ﾎﾟｼﾞｼｮﾆﾝｸﾞが悪かったり、『よこせ！』ってな感じで堂々とﾌﾘｰでいられたとしても、自分がｷﾝｸﾞにﾊﾟｽを出すことでｺﾞｰﾙから遠ざかってしまうと判断した場合、反対側にいる仲間を優先するｼｰﾝが多く見られました。あれがｷｹ監督の指示だったにしろ、あんなあからさまにﾚｵなﾒｯｼを無視するなんて、なかなかできるこっちゃない。
ｼｰｽﾞﾝも終盤に向かうにつれ、いつの間にか普通にﾚｵ様を優遇するというか、生き残りたいがためのご機嫌とりのﾊﾟｽを出したり、忖度っぽいことするようになってましたけど。それでも彼らの連携はかなり仕上がってきていた。
脱ﾒｯｼの片鱗が見られるのか、これも今季のﾊﾞﾙｻを観ていく上で重要ですね
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