2020年09月10日(Thu)
【ﾒｯｼとｸﾗﾌﾞの不和】
ここ数ヵ月間で、ｸﾗｯｸは会長や幹部やｱﾋﾞﾀﾞﾙ、そしてｾﾃｨｴﾝとの食い違いに頭を悩ませてきた。
FERNANDO POLO
彼と親しい人たちは、ﾚｵﾒｯｼはとにかく勝者のﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄに参加したいだけなんだと話している。ｸﾗｯｸの期待にすべては応えられないものの、上層部だって求めていること。このように様々な形でのﾚｵと幹部たちの対立がｴﾋﾟｿｰﾄﾞ化しており、ﾊﾞﾙﾄﾒｳの頭はﾁｰﾑのｷｬﾌﾟﾃﾝやその他ｸﾗｯｸたちと直接会話することへ向いている。すでに辞任しているｴﾘｯｸ･ｱﾋﾞﾀﾞﾙについても直接関係していた。
'ﾈｲﾏｰﾙの移籍はなし'
ﾚｵﾒｯｼは、最近はあまり隠さなくなっていた。2017年にｸﾗﾌﾞを去り、契約更新が数ヶ月前に締結したばかりだというのに、ﾈｲﾏｰﾙはこれまでの自らの行動が間違っていたことに気づき始めていた。ﾊﾟﾘで幸せではないことに加え、ﾊﾞﾙｻを出てしまったことも、とりわけ友人関係にあったﾒｯｼと離れ離れになったことを、彼はとても悔やんだ。去年の夏は特別だった。ﾚｵは彼の復帰を試みるため自ら仲裁役を買って出たのである。ﾊﾟﾘに移って二年が経ち、ｶﾝﾌﾟﾉｳに復帰したいという親友の手助になればと、彼なりに強い決意をもっての行動だった。ﾊﾞﾙｻは移籍のために尽力すると約束したが、ﾊﾟﾘのｸﾗﾌﾞは初回から徹底抗戦の構えで、ﾄﾞｱが開かれてからは三億ﾕｰﾛを求めるようになった。ﾈｲﾏｰﾙのﾊﾞﾙｻでの契約解除金が2.22億ﾕｰﾛだったのに。ｸﾗﾌﾞからすれば天文学的数字、それでもﾒｯｼはこのように言い放った:「正直、ﾊﾞﾙｻがすべてをかけて彼の復帰のために動いていたかはわからない。しかしながら、ﾊﾟﾘ･ｻﾝｼﾞｪﾙﾏﾝとの交渉が容易でないのは事実だ」。現場には、ﾌﾞﾗｼﾞﾙ人の復帰に対し上層部は真剣に取り組まなかったのではとの疑念が残った。
ﾙｲｽ･ｽｱﾚｽを放出するというｸｰﾏﾝの決断も、ﾚｵに影響を与えた。ｳﾙｸﾞｱｲ人のｽﾄﾗｲｶｰは、彼の最もよき理解者であり、まだまだﾊﾞﾙｻにﾌﾟﾚｰで貢献できるはずだと信じていたため、近くに居ることを望んでいたはずだ。彼の解雇や'9'の契約を一方的に終わらせるというｱｽﾙｸﾞﾗﾅの方針もまた、ｱﾙｾﾞﾝﾁﾝ人の感情を逆撫でしたように思われる。ﾚｵは理解者がいないﾋﾟｯﾁで孤独と向き合うことを最も恐れている。ｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝにしてもﾃﾞﾝﾍﾞﾚにしても、彼らとはﾋﾟｯﾁ内での結び付きがないから、ﾒｯｼはこれまでのようなｽｰﾊﾟｰなﾌﾟﾚｰができないと考えている。
'ｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝのｹｰｽ'
その意味で、ｱﾝﾄﾜｰﾇ･ｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝの補強は、ﾈｲﾏｰﾙの移籍に対する動きにも深く影響した。ﾌﾞﾗｼﾞﾙ人への力の入れようが、実際どの程度のものだったのか、ﾈｲの帰還を心待にしていた現場の重鎮たちは自分達で確かめたいと思い、2019年の5月、ｱﾄﾚﾃｨｺ所属のﾌﾗﾝｽ人がすでにﾊﾞﾙｻによってｻｲﾝさせられているのかどうか直接聞いた。彼との事前合意はあった(幹部と管理者は同意)、だが、ｸﾗﾌﾞは彼らにまだだと伝えた。なぜなら本人の承認と会長のｻｲﾝがなかったから。ｼｰｽﾞﾝが佳境に向かう中でのｽｱﾚｽの負傷と手術(彼はｺﾊﾟ決勝をﾌﾟﾚｰできなかった)などは、ｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝに対する期待の表れかのようにもとれたのだが、これもPSGがﾈｲﾏｰﾙの売却に同意するわけがないことを見越してのものだった。
しかし最初の返答(ﾊﾞﾙﾄﾒｳ自身は元ｱﾄﾚﾃｨｺ選手との合意を持っていない)は、公式に移籍が成立してしまったことにより、結局ｸﾗﾌﾞはﾌﾞﾗｼﾞﾙ人の奪い返しに消極的だったんだと、ｸﾗｯｸたちの目にはそう映ったはずだ。なぜなら、ｸﾗﾌﾞはすでにｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝ獲得に膨大な額を注ぎ込んでいたから(一億二千万ﾕｰﾛ)。ｸﾗﾌﾞはｽﾄﾗｲｶｰが欠けているのだと指摘し、たしかにﾈｲﾏｰﾙは欲しかったが、彼にｻｲﾝしようとしたﾀｲﾐﾝｸﾞは重要ではなく、ｺﾞｰﾙを約束してくれるｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝの契約解除金の支払いが必須であったと仄めかした。
'ﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞの解任'
ﾊﾞﾙﾄﾒｳは1月にｴﾙﾈｽﾄ･ﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞの解任を決定した。それはｱﾝﾌｨｰﾙﾄﾞでの4-0という屈辱を味わった在任2ｼｰｽﾞﾝ目の終盤で、すでにやっておきたかったことでもある。それほどまでに不名誉な敗北。しかしそのあと、ｶﾋﾟﾀﾝたちは相談しあった上で、彼らは監督を庇った(ﾒｯｼと何人かが、悪いのは選手だと公に話していたように)。会長は敢えて解任には踏み切らなかった。すでに制御不能に陥った1月、ﾒｯｼはﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞが戦犯になることに気分を害し、ﾁｰﾑの他の重鎮たちもｺの意見に追従する形でﾁｬﾋﾞ･ｴﾙﾅﾝﾃﾞｽの就任を促進させようとさえした。ﾊﾞﾙﾄﾒｳはｱﾝﾌｨｰﾙﾄﾞが終わった時点で、ﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞを見限っていたのである。
'ｱﾋﾞﾀﾞﾙに固執、ｾﾃｨｴﾝとは繋がることなく'
ｸﾗﾌﾞがﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞを解雇したとき、ｱﾋﾞﾀﾞﾙはｽﾎﾟｰﾂにおける決定だったと主張し、中でも、彼とはほとんど仕事をしていないんだと不満をたれる選手がいたことを打ち明けた。これに憤慨したﾒｯｼは怒りを露にし、名前を伏せることですべての選手をいっしょくたにしていると、ｲﾝｽﾀｸﾞﾗﾑにﾒｯｾｰｼﾞをつけてまで、彼を公衆の面前にさらす勢いで痛烈に批判した。それでもｱﾋﾞﾀﾞﾙは在職し続け、同じくﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞの代理としてｷｹ･ｾﾃｨｴﾝが収まり、監督は決してﾚｵと連絡を取り合うことはなかったから、新監督とﾛｯｶｰﾙｰﾑの雰囲気はさらに悪くなっていった。それはｱｼｽﾀﾝﾄとしてついてきたｴﾃﾞﾙ･ｻﾗﾋﾞｱにも起こったこと。
'幹部連中の批判'
ﾊﾟﾝﾃﾞﾐｯｸの最中、ｸﾗﾌﾞが給料削減と交渉もしないで直接ERTEに行かぬようﾁｰﾑに提案したとき、給料の値下げに消極的な者がいるとして、ﾁｰﾑを批判する幹部たちまで現れた。これはﾄﾘﾉのﾕﾍﾞﾝﾄｽのように、他のｸﾗﾌﾞで以前起きたようなこと。ｸﾗﾌﾞと合意に達したとされる選手たちによって公表されたﾒﾓの中に、幹部たちからのﾊﾞｯｼﾝｸﾞという印があった。ﾊﾞﾙﾄﾒｳとｸﾗﾌﾞのCEOであるｵｽｶﾙ･ｸﾞﾗｳが個人的な方法で交渉に持ち込もうとしたとき、彼らのうちの何人かがﾒﾃﾞｨｱを使い、ﾁｰﾑを批判したことを受けて、ﾊﾞﾙﾄﾒｳがｾﾏﾅｻﾝﾀ中に彼の取締役会のﾒﾝﾊﾞｰ数人の解任を言い渡した理由の一つが、これだった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ﾒｯｼが帰ってきた。練習場に一番乗りで現れたんだとか。ここでﾌﾞｯﾁするわけにいかんわな。ほんとは、とことん会長さんに恥をかかせてやりたいんだろうけど。
車で向かう道中、周辺に群がる記者たち、ｸﾗﾌﾞﾊｳｽやその中で働く人々からの視線、練習場の風景。あの日、彼が目にしたものすべてがこれまでと違って見えたんじゃないかな。暖かくて居心地よかった場所が急に冷えきって、どこかよそよそしく、不気味に感じられたかも。
逆に、登校拒否が久しぶりに学校に来て、皆から一応笑顔で迎え入れられててﾎｯとする感じ。席に座るとき心のなかで『勇気出して来といてよかったー』と、やっと一歩踏み出せたっていうのと似たような感覚になってたかも。
どちらにせよ、家にいたﾓﾔﾓﾔが少しでも解消されてたらえーなぁ(´-ω-`)
動き出した
明日に繋げられている！って、
今が少しでも楽になってくれてること願います
日増しによくなっていただければ…
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21:22
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【ﾒｯｼとｸﾗﾌﾞの不和】
ここ数ヵ月間で、ｸﾗｯｸは会長や幹部やｱﾋﾞﾀﾞﾙ、そしてｾﾃｨｴﾝとの食い違いに頭を悩ませてきた。
FERNANDO POLO
彼と親しい人たちは、ﾚｵﾒｯｼはとにかく勝者のﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄに参加したいだけなんだと話している。ｸﾗｯｸの期待にすべては応えられないものの、上層部だって求めていること。このように様々な形でのﾚｵと幹部たちの対立がｴﾋﾟｿｰﾄﾞ化しており、ﾊﾞﾙﾄﾒｳの頭はﾁｰﾑのｷｬﾌﾟﾃﾝやその他ｸﾗｯｸたちと直接会話することへ向いている。すでに辞任しているｴﾘｯｸ･ｱﾋﾞﾀﾞﾙについても直接関係していた。
'ﾈｲﾏｰﾙの移籍はなし'
ﾚｵﾒｯｼは、最近はあまり隠さなくなっていた。2017年にｸﾗﾌﾞを去り、契約更新が数ヶ月前に締結したばかりだというのに、ﾈｲﾏｰﾙはこれまでの自らの行動が間違っていたことに気づき始めていた。ﾊﾟﾘで幸せではないことに加え、ﾊﾞﾙｻを出てしまったことも、とりわけ友人関係にあったﾒｯｼと離れ離れになったことを、彼はとても悔やんだ。去年の夏は特別だった。ﾚｵは彼の復帰を試みるため自ら仲裁役を買って出たのである。ﾊﾟﾘに移って二年が経ち、ｶﾝﾌﾟﾉｳに復帰したいという親友の手助になればと、彼なりに強い決意をもっての行動だった。ﾊﾞﾙｻは移籍のために尽力すると約束したが、ﾊﾟﾘのｸﾗﾌﾞは初回から徹底抗戦の構えで、ﾄﾞｱが開かれてからは三億ﾕｰﾛを求めるようになった。ﾈｲﾏｰﾙのﾊﾞﾙｻでの契約解除金が2.22億ﾕｰﾛだったのに。ｸﾗﾌﾞからすれば天文学的数字、それでもﾒｯｼはこのように言い放った:「正直、ﾊﾞﾙｻがすべてをかけて彼の復帰のために動いていたかはわからない。しかしながら、ﾊﾟﾘ･ｻﾝｼﾞｪﾙﾏﾝとの交渉が容易でないのは事実だ」。現場には、ﾌﾞﾗｼﾞﾙ人の復帰に対し上層部は真剣に取り組まなかったのではとの疑念が残った。
ﾙｲｽ･ｽｱﾚｽを放出するというｸｰﾏﾝの決断も、ﾚｵに影響を与えた。ｳﾙｸﾞｱｲ人のｽﾄﾗｲｶｰは、彼の最もよき理解者であり、まだまだﾊﾞﾙｻにﾌﾟﾚｰで貢献できるはずだと信じていたため、近くに居ることを望んでいたはずだ。彼の解雇や'9'の契約を一方的に終わらせるというｱｽﾙｸﾞﾗﾅの方針もまた、ｱﾙｾﾞﾝﾁﾝ人の感情を逆撫でしたように思われる。ﾚｵは理解者がいないﾋﾟｯﾁで孤独と向き合うことを最も恐れている。ｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝにしてもﾃﾞﾝﾍﾞﾚにしても、彼らとはﾋﾟｯﾁ内での結び付きがないから、ﾒｯｼはこれまでのようなｽｰﾊﾟｰなﾌﾟﾚｰができないと考えている。
'ｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝのｹｰｽ'
その意味で、ｱﾝﾄﾜｰﾇ･ｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝの補強は、ﾈｲﾏｰﾙの移籍に対する動きにも深く影響した。ﾌﾞﾗｼﾞﾙ人への力の入れようが、実際どの程度のものだったのか、ﾈｲの帰還を心待にしていた現場の重鎮たちは自分達で確かめたいと思い、2019年の5月、ｱﾄﾚﾃｨｺ所属のﾌﾗﾝｽ人がすでにﾊﾞﾙｻによってｻｲﾝさせられているのかどうか直接聞いた。彼との事前合意はあった(幹部と管理者は同意)、だが、ｸﾗﾌﾞは彼らにまだだと伝えた。なぜなら本人の承認と会長のｻｲﾝがなかったから。ｼｰｽﾞﾝが佳境に向かう中でのｽｱﾚｽの負傷と手術(彼はｺﾊﾟ決勝をﾌﾟﾚｰできなかった)などは、ｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝに対する期待の表れかのようにもとれたのだが、これもPSGがﾈｲﾏｰﾙの売却に同意するわけがないことを見越してのものだった。
しかし最初の返答(ﾊﾞﾙﾄﾒｳ自身は元ｱﾄﾚﾃｨｺ選手との合意を持っていない)は、公式に移籍が成立してしまったことにより、結局ｸﾗﾌﾞはﾌﾞﾗｼﾞﾙ人の奪い返しに消極的だったんだと、ｸﾗｯｸたちの目にはそう映ったはずだ。なぜなら、ｸﾗﾌﾞはすでにｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝ獲得に膨大な額を注ぎ込んでいたから(一億二千万ﾕｰﾛ)。ｸﾗﾌﾞはｽﾄﾗｲｶｰが欠けているのだと指摘し、たしかにﾈｲﾏｰﾙは欲しかったが、彼にｻｲﾝしようとしたﾀｲﾐﾝｸﾞは重要ではなく、ｺﾞｰﾙを約束してくれるｸﾞﾘｰｽﾞﾏﾝの契約解除金の支払いが必須であったと仄めかした。
'ﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞの解任'
ﾊﾞﾙﾄﾒｳは1月にｴﾙﾈｽﾄ･ﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞの解任を決定した。それはｱﾝﾌｨｰﾙﾄﾞでの4-0という屈辱を味わった在任2ｼｰｽﾞﾝ目の終盤で、すでにやっておきたかったことでもある。それほどまでに不名誉な敗北。しかしそのあと、ｶﾋﾟﾀﾝたちは相談しあった上で、彼らは監督を庇った(ﾒｯｼと何人かが、悪いのは選手だと公に話していたように)。会長は敢えて解任には踏み切らなかった。すでに制御不能に陥った1月、ﾒｯｼはﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞが戦犯になることに気分を害し、ﾁｰﾑの他の重鎮たちもｺの意見に追従する形でﾁｬﾋﾞ･ｴﾙﾅﾝﾃﾞｽの就任を促進させようとさえした。ﾊﾞﾙﾄﾒｳはｱﾝﾌｨｰﾙﾄﾞが終わった時点で、ﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞを見限っていたのである。
'ｱﾋﾞﾀﾞﾙに固執、ｾﾃｨｴﾝとは繋がることなく'
ｸﾗﾌﾞがﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞを解雇したとき、ｱﾋﾞﾀﾞﾙはｽﾎﾟｰﾂにおける決定だったと主張し、中でも、彼とはほとんど仕事をしていないんだと不満をたれる選手がいたことを打ち明けた。これに憤慨したﾒｯｼは怒りを露にし、名前を伏せることですべての選手をいっしょくたにしていると、ｲﾝｽﾀｸﾞﾗﾑにﾒｯｾｰｼﾞをつけてまで、彼を公衆の面前にさらす勢いで痛烈に批判した。それでもｱﾋﾞﾀﾞﾙは在職し続け、同じくﾊﾞﾙﾍﾞﾙﾃﾞの代理としてｷｹ･ｾﾃｨｴﾝが収まり、監督は決してﾚｵと連絡を取り合うことはなかったから、新監督とﾛｯｶｰﾙｰﾑの雰囲気はさらに悪くなっていった。それはｱｼｽﾀﾝﾄとしてついてきたｴﾃﾞﾙ･ｻﾗﾋﾞｱにも起こったこと。
'幹部連中の批判'
ﾊﾟﾝﾃﾞﾐｯｸの最中、ｸﾗﾌﾞが給料削減と交渉もしないで直接ERTEに行かぬようﾁｰﾑに提案したとき、給料の値下げに消極的な者がいるとして、ﾁｰﾑを批判する幹部たちまで現れた。これはﾄﾘﾉのﾕﾍﾞﾝﾄｽのように、他のｸﾗﾌﾞで以前起きたようなこと。ｸﾗﾌﾞと合意に達したとされる選手たちによって公表されたﾒﾓの中に、幹部たちからのﾊﾞｯｼﾝｸﾞという印があった。ﾊﾞﾙﾄﾒｳとｸﾗﾌﾞのCEOであるｵｽｶﾙ･ｸﾞﾗｳが個人的な方法で交渉に持ち込もうとしたとき、彼らのうちの何人かがﾒﾃﾞｨｱを使い、ﾁｰﾑを批判したことを受けて、ﾊﾞﾙﾄﾒｳがｾﾏﾅｻﾝﾀ中に彼の取締役会のﾒﾝﾊﾞｰ数人の解任を言い渡した理由の一つが、これだった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ﾒｯｼが帰ってきた。練習場に一番乗りで現れたんだとか。ここでﾌﾞｯﾁするわけにいかんわな。ほんとは、とことん会長さんに恥をかかせてやりたいんだろうけど。
車で向かう道中、周辺に群がる記者たち、ｸﾗﾌﾞﾊｳｽやその中で働く人々からの視線、練習場の風景。あの日、彼が目にしたものすべてがこれまでと違って見えたんじゃないかな。暖かくて居心地よかった場所が急に冷えきって、どこかよそよそしく、不気味に感じられたかも。
逆に、登校拒否が久しぶりに学校に来て、皆から一応笑顔で迎え入れられててﾎｯとする感じ。席に座るとき心のなかで『勇気出して来といてよかったー』と、やっと一歩踏み出せたっていうのと似たような感覚になってたかも。
どちらにせよ、家にいたﾓﾔﾓﾔが少しでも解消されてたらえーなぁ(´-ω-`)
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