2020年07月23日(Thu)
【BG～身辺警護人～⑤】
「ぬるま湯の愛情より、憎しみという感情は数段激しい」
“眠れる森”の輝一郎が地獄の底から這い上がってきたかのような劉社長。この人には、人間すべてが愚かで馬鹿馬鹿しく見えてるんだろうなぁ。護る方も、護られる方も、所詮は弱い生き物。危機的状況の時ほど、当然ボロが出やすくなる。
愛するものを奪われ、そこから沸き立ち、蒸発することなく残ってしまった感情。憎しみを育て、愛情を拒絶しちゃってるうちは、この人の闇は取り除かれないんだろうなと思った。
納豆とご飯と生卵+牛乳の瞬。実は激ウマらしいけど。。
島崎の「言うねぇ…」が耳に残る。癖になってきた。毎朝恒例となった父子のシーン。団結力の強さが伺える。瞬は高梨に憧れてると思う。
またも瞬に危険がおよび、今度は彼一人を逃がすんじゃなくて、一緒に戦う、もしくは島崎たちに貢献できるような、たくましい瞬が見たいなと！勝手に3シーズン目以降に期待(｀ー´ゞ
高梨が島崎に対してタメ口になるのも癖になってきた。彼の低温で深みがあって、身が切られるかというくらい冷徹な物言いが、高梨というキャラの感情をとてもシンプルに表してていい。最初は、たぶん島崎本人が感じてるくらい違和感があっただろうけど、繰り返されると癖になるんだこれが♪
一見、違うタイプのふたり。でも、情熱的でやさしくて一本気なところは全く一緒。相手のやり方にいちゃもんつけては揉めてるけど、ひとたび力を合わせれば、彼らはどんな強大な敵にも立ち向かっていく。素直じゃないだけで、行き着く先は同じ。おしゃれなノリや掛け合いを見るのが楽しい。個人的には、3話の「さすが先輩」「遅いんだよ後輩」が、ずば抜けて一番好き！
高梨が小俣を捕らえて島崎事務所へお連れする。「コーヒーは出ないのか」と言われて冷蔵庫から水を出し、わざわざ丁寧に蓋を開けて渡してくれるのかと思いきや、自分で飲んじゃう章さん。画面に向かって、お前が飲むんかーぃ！と突っ込んでしまった。4話でも書いたけど、シリアスなのに笑えてしまう、緊張と緩和の出入りがBGは絶妙にうまい。こういう意表をつくようなドラマや映画を見ると、出会えたことに感謝したくなる。
わざと高梨に当たったくせに「ああいってえなぁ…」と呟きながら出ていくところなんかもそう、対立してて、まぁまぁ真面目なシーンなのに、やっぱクスッとさせられちまう。これらをTVで拝めるのは、BG視聴者の喜びである。
木村拓哉と勝村さん★★
この二人の対峙も個人的に楽しみにしていた。ペットボトルで肩透かしを食らった小俣が、久利生の勢いに押される江上と被っておもしろい反面、あのギシギシッガリガリッ！軋む音と、小俣の顔面にペットボトルと手が近い感じは、これから拷問タイムに突入するかのごとく(立場上、あり得ないんだけど)、スリルがあって非常に緊迫したシーンでもあった。
「警視庁の警護課長まで務めあげた」小俣課長…。肩書きに威圧感があるし、背負ってきた看板がめっちゃでかい。これまでの行動や仕草なんかでは測れない彼の強度が、劇中で敢えて島崎が彼の経歴に触れたことで、一瞬にして増した。実はかなりの武闘派で、宇梶さんの現役時代よりブイブイいわせていた時期があったのかもしれない。政権を絡めたBGということで、今回も警視庁とのやりあいがあるんだろうか？終盤に出てきた桑田との繋がりもそう。間抜けキャラから一気に凄みが増した気がする。
なにも、信頼する誰からも、ことのなり行きを全くもって聞かされていなかった沢口のショックはとても大きい。一番正義感が強いのは、彼。自分は、先輩や恋人に対して正直に接してきたつもりだったが、裏では隠されたり避けられたりしてた。大切な彼女にまで、距離をおこうと言われてしまう始末。これではあまりにも気の毒。もう誰も信用できないのではと心配になってくる。シビアなBGの世界にあって、かわいくて人情味のある沢口という存在が、唯一のオアシスのように感じられていただけに、このような形で彼の怒りと悲しみ知ることになろうとは。彼の憎しみの感情まで、劉が目覚めさせてしまったかは、まだわからないけど。
島崎と笠松の回転寿司デート。奥手で気むずかしいタイプのふたり。雰囲気があっててすごくよかった！
彼女の夫が殉職した。それを聞かされた島崎が「ひどい人ですね」、そして笠松もそれに同調するシーン。うちもいろいろあって父親が早くに他界し、母親は教師をしながら必死になって育ててくれた。一度だけ、その頃の思いやらを聞いてみたことがあるんだけど、やはり笠松と同じく「ふざけんな」、だったのを覚えている。それが相手と未来を描こうとした者の、決して身勝手などではない、自然な感情だと思う。危険な仕事であればなおさらそう。綺麗事では補いきれない。
笠松と劉には、大事な人を突如奪われたという共通の痛みがある。彼を救うのは彼女の言葉だったりするのかなぁ…なんて思ったり。同じ傷を抱えたもの同士、せめて話す機会があったらいいのに……。
今日は第6話！
ゲストは名取裕子さん！
麻陽の母親を思い出す!!上品で、すんばらしく美しかった!!
大女優をメロメロにさせる木村拓哉と斎藤工(´-ω-`)
さすがやなぁ…
14:51
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【BG～身辺警護人～⑤】
「ぬるま湯の愛情より、憎しみという感情は数段激しい」
“眠れる森”の輝一郎が地獄の底から這い上がってきたかのような劉社長。この人には、人間すべてが愚かで馬鹿馬鹿しく見えてるんだろうなぁ。護る方も、護られる方も、所詮は弱い生き物。危機的状況の時ほど、当然ボロが出やすくなる。
愛するものを奪われ、そこから沸き立ち、蒸発することなく残ってしまった感情。憎しみを育て、愛情を拒絶しちゃってるうちは、この人の闇は取り除かれないんだろうなと思った。
納豆とご飯と生卵+牛乳の瞬。実は激ウマらしいけど。。
島崎の「言うねぇ…」が耳に残る。癖になってきた。毎朝恒例となった父子のシーン。団結力の強さが伺える。瞬は高梨に憧れてると思う。
またも瞬に危険がおよび、今度は彼一人を逃がすんじゃなくて、一緒に戦う、もしくは島崎たちに貢献できるような、たくましい瞬が見たいなと！勝手に3シーズン目以降に期待(｀ー´ゞ
高梨が島崎に対してタメ口になるのも癖になってきた。彼の低温で深みがあって、身が切られるかというくらい冷徹な物言いが、高梨というキャラの感情をとてもシンプルに表してていい。最初は、たぶん島崎本人が感じてるくらい違和感があっただろうけど、繰り返されると癖になるんだこれが♪
一見、違うタイプのふたり。でも、情熱的でやさしくて一本気なところは全く一緒。相手のやり方にいちゃもんつけては揉めてるけど、ひとたび力を合わせれば、彼らはどんな強大な敵にも立ち向かっていく。素直じゃないだけで、行き着く先は同じ。おしゃれなノリや掛け合いを見るのが楽しい。個人的には、3話の「さすが先輩」「遅いんだよ後輩」が、ずば抜けて一番好き！
高梨が小俣を捕らえて島崎事務所へお連れする。「コーヒーは出ないのか」と言われて冷蔵庫から水を出し、わざわざ丁寧に蓋を開けて渡してくれるのかと思いきや、自分で飲んじゃう章さん。画面に向かって、お前が飲むんかーぃ！と突っ込んでしまった。4話でも書いたけど、シリアスなのに笑えてしまう、緊張と緩和の出入りがBGは絶妙にうまい。こういう意表をつくようなドラマや映画を見ると、出会えたことに感謝したくなる。
わざと高梨に当たったくせに「ああいってえなぁ…」と呟きながら出ていくところなんかもそう、対立してて、まぁまぁ真面目なシーンなのに、やっぱクスッとさせられちまう。これらをTVで拝めるのは、BG視聴者の喜びである。
木村拓哉と勝村さん★★
この二人の対峙も個人的に楽しみにしていた。ペットボトルで肩透かしを食らった小俣が、久利生の勢いに押される江上と被っておもしろい反面、あのギシギシッガリガリッ！軋む音と、小俣の顔面にペットボトルと手が近い感じは、これから拷問タイムに突入するかのごとく(立場上、あり得ないんだけど)、スリルがあって非常に緊迫したシーンでもあった。
「警視庁の警護課長まで務めあげた」小俣課長…。肩書きに威圧感があるし、背負ってきた看板がめっちゃでかい。これまでの行動や仕草なんかでは測れない彼の強度が、劇中で敢えて島崎が彼の経歴に触れたことで、一瞬にして増した。実はかなりの武闘派で、宇梶さんの現役時代よりブイブイいわせていた時期があったのかもしれない。政権を絡めたBGということで、今回も警視庁とのやりあいがあるんだろうか？終盤に出てきた桑田との繋がりもそう。間抜けキャラから一気に凄みが増した気がする。
なにも、信頼する誰からも、ことのなり行きを全くもって聞かされていなかった沢口のショックはとても大きい。一番正義感が強いのは、彼。自分は、先輩や恋人に対して正直に接してきたつもりだったが、裏では隠されたり避けられたりしてた。大切な彼女にまで、距離をおこうと言われてしまう始末。これではあまりにも気の毒。もう誰も信用できないのではと心配になってくる。シビアなBGの世界にあって、かわいくて人情味のある沢口という存在が、唯一のオアシスのように感じられていただけに、このような形で彼の怒りと悲しみ知ることになろうとは。彼の憎しみの感情まで、劉が目覚めさせてしまったかは、まだわからないけど。
島崎と笠松の回転寿司デート。奥手で気むずかしいタイプのふたり。雰囲気があっててすごくよかった！
彼女の夫が殉職した。それを聞かされた島崎が「ひどい人ですね」、そして笠松もそれに同調するシーン。うちもいろいろあって父親が早くに他界し、母親は教師をしながら必死になって育ててくれた。一度だけ、その頃の思いやらを聞いてみたことがあるんだけど、やはり笠松と同じく「ふざけんな」、だったのを覚えている。それが相手と未来を描こうとした者の、決して身勝手などではない、自然な感情だと思う。危険な仕事であればなおさらそう。綺麗事では補いきれない。
笠松と劉には、大事な人を突如奪われたという共通の痛みがある。彼を救うのは彼女の言葉だったりするのかなぁ…なんて思ったり。同じ傷を抱えたもの同士、せめて話す機会があったらいいのに……。
今日は第6話！
ゲストは名取裕子さん！
麻陽の母親を思い出す!!上品で、すんばらしく美しかった!!
大女優をメロメロにさせる木村拓哉と斎藤工(´-ω-`)
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