2019年12月29日(Sun)
【グランメゾン東京★★★⑩】
京野が、自分の思いを込めて、平古祥平に料理を振る舞う。鹿ロースのパイ包み。なんときれいな赤!!しかも柔らかそ～。尾花だけが二口目にすぐいく。しかし上は向かない。みんな微妙な顔。自分の自信作より平古が作った賄いの方が何倍も何百倍もうまいはずだと話す京野。若い連中もいる前で、すごく勇気のいることだと思う。彼を見ると、料理って、自分に才能がないとしてもしがみつくだけの価値があるものなんだなと感じる。自分が華になれなくてもいい、感動を届けたい。与える立場でなくたっていい、人が喜ぶ場所に自分もいたい！そう願えるものがフレンチにはあるんだなと。彼は料理人を辞めたときに大事にしていたナイフを処分して、人には二度と作らないと決めた。にもかかわらず作った、まずいの承知で。三つ星を目指す一流の料理人たちに自らの錆びた泥臭い(京野ごめんなさい)料理を振る舞う。愚かにも贖罪を果たそうとする後輩、平古祥平というフレンチ界の宝石のために。京野こそ、グランメゾンの誰よりも料理を愛してる人なんだと確信した。京野の調理シーン、最高にカッコよかった!!しかもめちゃくちゃ似合ってた。
「松井萌絵！」尾花がフルネームで呼ぶとこ面白い。ふつう人を呼ぶときフルネームで言わないもんなσ(≧ω≦*)彼女を際立たせたい木村拓哉の演出だったのかもしれない。もしそうなら、めちゃめちゃ素敵。おてんばな松井萌絵。繊細で壊れそうな彼女とのギャップがたまらなくかわいかった。芹田もそう、まだまだ噛めば噛むほど味が出るキャラばかり。最終回が怖くなる、それぐらい惜しいドラマだグランメゾンは。
リンダにボスがいる？彼女はそのボスの命を受けて平古潰しに躍起になってる？でも「料理人ごときに顔を潰されるのが耐えられない」、彼女自身の怒りのようにも感じるんだけどなぁ～。ていうか、唯一無二の存在であるリンダのボスとゆうのが思い描けない(笑)まだなにか彼女には秘密があるのか？気になる…。
丹後と柿谷の喧嘩の仲裁に入る江藤オーナー、それが舞台を見るようでおもしろかった。その前の「胸が張り裂けそうや」もそうだし、ウニ入っとるやないかい！以来の必殺関西弁が飛び出すかと期待したが、案の定なかった。途中で封印されちゃったかな。
江藤は丹後に思い入れがあったようだ。彼らの仲にだって、探せば絶対に熱いレシピがあるはず。あの人は重圧につぶれて終わると柿谷に言われ、どこか物憂げな、でも冷酷無情ともとれる眼差しでgakuのシェフを見つめるオーナー。後戻りはできない。一つ星にはもう…これが三つ星のプレッシャーなのか。江藤にも自信がなかったんじゃないかな？歯向かう丹後に苛立ちもあっただろうし。でもまさかシェフをクビにするなんて。グラメのように最初から本音をぶつけ合えていれば、歩み寄れていたかもしれない。解決策を見いだせていたのではないか…。今切るか？どこかのクラブチームみたいじゃないか。哀れであり無念という思いが強い。
ミシュラン審査には、素材の質、料理の技術の高さ、独創性、まさにgakuの丹後と江藤が口酸っぱくなるほど言ってきた項目がいくつもあった。ワインのレベルもミシュランの期間限定、まさに星をとることだけに専念してきた店らしい最後だわ！視聴者的にはざまあみろなのだけど、そうは言えない人間関係や人間性に、何とかならんもんかいなという気持ちになってしまう(T_T)破滅に向かって一直線っぽいけど、丹後と江藤にはぶっちゃけ仲直りしてもらいたい。だって丹後には、gakuがよく似合うから(≧∇≦)！
三つ星の合意には、料理を食べてもないのに会議に出席してレポートを読んだだけの人間を含むすべての賛成が必要となる。なんと厳しい世界なんだ(￣O￣:)みんなして食べに来ればいいのに。まぁたしかに、そういうわけにはいきませんわな。それだけ'サービス'も重視しているということ。身元を謎にして、隠密に行動しないと、店側の野心なんか見破れないだろうから。疑われないよう男女で…まるでCIA。ミシュラン恐るべし。
ジビエハンターの峰岸さん。これまで店の方にも顔だしていただいてたけど、自分としては、のどかな美しい景色が忘れられない。まだ始まったばかりのあの頃が懐かしい。ばあちゃんと過ごした大切な時間を思い出し、勝手に物思いにふけり、倫子の運転にビビる尾花に笑った回。そういえば、潮の娘が尾花に運転させたくないと言っていたのは一体どんな意味があったんだろう。尾花はバイクの運転は上手いけど、車は下手という設定だったのかも。
江藤が丹後に「本当に、今までお疲れさまでした!!」と頭を下げるシーン。若干の冷たさはあるものの潔く美しかった。江藤のゲスさは大いにあるだろうが、方向性の違いや丹後に対する疑念、それらを踏まえた上で、自分は近道したいのだという焦りや彼なりの覚悟も十分伝わった。三つ星獲得のために、身勝手承知で踏み切るしかなかった横暴オーナー。情を断ち切るかのような声の張りに、一瞬寒気がした。勘違いでもいい、丹後と江藤の間にまだ温もりがあると信じたい。菊之助さんと手塚さんを引き合わせてくれた方に感謝します。あの方々でしか味わえない世界観を堪能させていただきましたm(__)m！
美優の祥平に対する美しいシーンの後にリンダ様ご登場！BGMもそうだしマジでビックリした…ラオウのような圧倒的存在感。急に現れ栞奈が頭を下げるのを見つけるや否や「まだ働いてたの？！」このアングルでかますリンダのオーラがこれまた凄い(;゜0゜)黒煙のような闘気と黒王(ラオウの馬)が見えた気がした。
尾花を見ていると、信念をもつことの偉大さがよくわかる。それは岸田シェフを見たときにも感じたことであり、もちろん木村拓哉にも。
彼らの流儀というのは、初めは周囲を驚かせ敬遠されることだってあるのかもしれないけど、言葉ではなく行動をもって一つ一つ証明していくことで、そのこだわりに対する合意と信頼を勝ち取っていくことが根底にあるように思う。
いよいよ最終回！
尾花流の団結なのか、
別れなのか、
楽しみ(≧ω≦*)
20:08
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【グランメゾン東京★★★⑩】
京野が、自分の思いを込めて、平古祥平に料理を振る舞う。鹿ロースのパイ包み。なんときれいな赤!!しかも柔らかそ～。尾花だけが二口目にすぐいく。しかし上は向かない。みんな微妙な顔。自分の自信作より平古が作った賄いの方が何倍も何百倍もうまいはずだと話す京野。若い連中もいる前で、すごく勇気のいることだと思う。彼を見ると、料理って、自分に才能がないとしてもしがみつくだけの価値があるものなんだなと感じる。自分が華になれなくてもいい、感動を届けたい。与える立場でなくたっていい、人が喜ぶ場所に自分もいたい！そう願えるものがフレンチにはあるんだなと。彼は料理人を辞めたときに大事にしていたナイフを処分して、人には二度と作らないと決めた。にもかかわらず作った、まずいの承知で。三つ星を目指す一流の料理人たちに自らの錆びた泥臭い(京野ごめんなさい)料理を振る舞う。愚かにも贖罪を果たそうとする後輩、平古祥平というフレンチ界の宝石のために。京野こそ、グランメゾンの誰よりも料理を愛してる人なんだと確信した。京野の調理シーン、最高にカッコよかった!!しかもめちゃくちゃ似合ってた。
「松井萌絵！」尾花がフルネームで呼ぶとこ面白い。ふつう人を呼ぶときフルネームで言わないもんなσ(≧ω≦*)彼女を際立たせたい木村拓哉の演出だったのかもしれない。もしそうなら、めちゃめちゃ素敵。おてんばな松井萌絵。繊細で壊れそうな彼女とのギャップがたまらなくかわいかった。芹田もそう、まだまだ噛めば噛むほど味が出るキャラばかり。最終回が怖くなる、それぐらい惜しいドラマだグランメゾンは。
リンダにボスがいる？彼女はそのボスの命を受けて平古潰しに躍起になってる？でも「料理人ごときに顔を潰されるのが耐えられない」、彼女自身の怒りのようにも感じるんだけどなぁ～。ていうか、唯一無二の存在であるリンダのボスとゆうのが思い描けない(笑)まだなにか彼女には秘密があるのか？気になる…。
丹後と柿谷の喧嘩の仲裁に入る江藤オーナー、それが舞台を見るようでおもしろかった。その前の「胸が張り裂けそうや」もそうだし、ウニ入っとるやないかい！以来の必殺関西弁が飛び出すかと期待したが、案の定なかった。途中で封印されちゃったかな。
江藤は丹後に思い入れがあったようだ。彼らの仲にだって、探せば絶対に熱いレシピがあるはず。あの人は重圧につぶれて終わると柿谷に言われ、どこか物憂げな、でも冷酷無情ともとれる眼差しでgakuのシェフを見つめるオーナー。後戻りはできない。一つ星にはもう…これが三つ星のプレッシャーなのか。江藤にも自信がなかったんじゃないかな？歯向かう丹後に苛立ちもあっただろうし。でもまさかシェフをクビにするなんて。グラメのように最初から本音をぶつけ合えていれば、歩み寄れていたかもしれない。解決策を見いだせていたのではないか…。今切るか？どこかのクラブチームみたいじゃないか。哀れであり無念という思いが強い。
ミシュラン審査には、素材の質、料理の技術の高さ、独創性、まさにgakuの丹後と江藤が口酸っぱくなるほど言ってきた項目がいくつもあった。ワインのレベルもミシュランの期間限定、まさに星をとることだけに専念してきた店らしい最後だわ！視聴者的にはざまあみろなのだけど、そうは言えない人間関係や人間性に、何とかならんもんかいなという気持ちになってしまう(T_T)破滅に向かって一直線っぽいけど、丹後と江藤にはぶっちゃけ仲直りしてもらいたい。だって丹後には、gakuがよく似合うから(≧∇≦)！
三つ星の合意には、料理を食べてもないのに会議に出席してレポートを読んだだけの人間を含むすべての賛成が必要となる。なんと厳しい世界なんだ(￣O￣:)みんなして食べに来ればいいのに。まぁたしかに、そういうわけにはいきませんわな。それだけ'サービス'も重視しているということ。身元を謎にして、隠密に行動しないと、店側の野心なんか見破れないだろうから。疑われないよう男女で…まるでCIA。ミシュラン恐るべし。
ジビエハンターの峰岸さん。これまで店の方にも顔だしていただいてたけど、自分としては、のどかな美しい景色が忘れられない。まだ始まったばかりのあの頃が懐かしい。ばあちゃんと過ごした大切な時間を思い出し、勝手に物思いにふけり、倫子の運転にビビる尾花に笑った回。そういえば、潮の娘が尾花に運転させたくないと言っていたのは一体どんな意味があったんだろう。尾花はバイクの運転は上手いけど、車は下手という設定だったのかも。
江藤が丹後に「本当に、今までお疲れさまでした!!」と頭を下げるシーン。若干の冷たさはあるものの潔く美しかった。江藤のゲスさは大いにあるだろうが、方向性の違いや丹後に対する疑念、それらを踏まえた上で、自分は近道したいのだという焦りや彼なりの覚悟も十分伝わった。三つ星獲得のために、身勝手承知で踏み切るしかなかった横暴オーナー。情を断ち切るかのような声の張りに、一瞬寒気がした。勘違いでもいい、丹後と江藤の間にまだ温もりがあると信じたい。菊之助さんと手塚さんを引き合わせてくれた方に感謝します。あの方々でしか味わえない世界観を堪能させていただきましたm(__)m！
美優の祥平に対する美しいシーンの後にリンダ様ご登場！BGMもそうだしマジでビックリした…ラオウのような圧倒的存在感。急に現れ栞奈が頭を下げるのを見つけるや否や「まだ働いてたの？！」このアングルでかますリンダのオーラがこれまた凄い(;゜0゜)黒煙のような闘気と黒王(ラオウの馬)が見えた気がした。
尾花を見ていると、信念をもつことの偉大さがよくわかる。それは岸田シェフを見たときにも感じたことであり、もちろん木村拓哉にも。
彼らの流儀というのは、初めは周囲を驚かせ敬遠されることだってあるのかもしれないけど、言葉ではなく行動をもって一つ一つ証明していくことで、そのこだわりに対する合意と信頼を勝ち取っていくことが根底にあるように思う。
いよいよ最終回！
尾花流の団結なのか、
別れなのか、
楽しみ(≧ω≦*)
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