2014年03月13日(Thu)
【マルティーノ自負伝】
まず彼が過小評価されていることへの不満をここでぶちまけよう。
実はパラグアイ代表を率いていた時はハイプレスから少ないタッチでカウンターサッカーを目指していた。あの名門バルサを率いるということへのプレッシャーはあるものの、師弟関係にあるビエルサの影響をかなり受けていることも考慮すれば、おそらく戦術にはかなり精通している指揮官だと予想される。
また、相手に合わせた戦い方も熟知した指揮官といえよう。パラグアイ代表、ニューウェルス、そしてバルサ、しかし、これまでのとバルサは違う。序盤は彼らの哲学に自分のスタイルをどう適合させていくか四苦八苦していたように見受けられた。今まで培われてきたバルサの哲学を理解し、求められることも理解しながら実践していくことが、バルサにおける最初の彼のアクションになるからだ。つまり、最初のうちは自身の持つスタイルよりクラブのあり方に身を置いたということ。
ハイプレスかつポゼッションを可能な限り高めながらメッシに自由を与え、相手の戦術を見定めながら細かい修正でテコ入れを行う予定だったはず。
神バルサゆえに彼のあまり目立たないキャラクターは生来のものと考えたほうがいい。自分のせいで誰かに不快感を与えるような争いは決して生み出さない。もちろん、その静波はチームを奮い立たせるカンフル剤には役立たないが、現在のバルサに必ずしも必要であったとは思えない。
ここ最近のバルサは指揮官という存在を軽視続けてきた。実際、チャビが選手兼監督でいいのではとの声が出たほど。そこに元選手ではなく新しい血を入れたことに私は感動している。
たしかにマルティーノは良い選択肢であったが、多少チーム作りに時間はかかった。現在も素晴らしい選手たちがそろってはいるが、全員が期待されているような機能を見せているわけではない。
ネイマール、彼が魅せるピッチ内外での表立った振る舞いは、バルサの未来を象徴しているであろう。彼は怪物ロナウドが認める天才で未完の大器となっているが、単純にバルサでは学ぶ必要があるだろう。そのような状況下でもハットを記録するなど、一瞬で試合を終わらせてしまう限られたクラスの選手だ。
現在のバルサは中盤の選手がCBに回らなければならないほどやりくりに問題を抱えている。しかし、それほど弱っているバルサの運命を決定づける試合もまだ訪れていない。そんな試合なんてシーズン中に数えるほどだかんね。彼らはビッグゲームでこそ本来の力を発揮する。
最後にマルティーノについて、彼は数々のエリートクラブを率いてきた指揮官だけど、これまでの経験からか、その佇まいはとても素朴なもの。選手とのコミュニケーションを大切にし、尚且つ自身の過ちを認める器量も持ち合わせている。
シティ戦では死闘が予想される。私はシティが完全に死んでいるとは思わない。彼らは希望を失ってはいない。それは見くびられているから。
そのような切羽詰まった戦いで彼がカンプノウの地でどのような戦術を駆使するのか非常に興味がある。ネイマールとメッシ、二人の天才を操れるのは世界中見渡しても彼だけだ。マルティーノを解任すればバルサの迷走が始まる。
01:51
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【マルティーノ自負伝】
まず彼が過小評価されていることへの不満をここでぶちまけよう。
実はパラグアイ代表を率いていた時はハイプレスから少ないタッチでカウンターサッカーを目指していた。あの名門バルサを率いるということへのプレッシャーはあるものの、師弟関係にあるビエルサの影響をかなり受けていることも考慮すれば、おそらく戦術にはかなり精通している指揮官だと予想される。
また、相手に合わせた戦い方も熟知した指揮官といえよう。パラグアイ代表、ニューウェルス、そしてバルサ、しかし、これまでのとバルサは違う。序盤は彼らの哲学に自分のスタイルをどう適合させていくか四苦八苦していたように見受けられた。今まで培われてきたバルサの哲学を理解し、求められることも理解しながら実践していくことが、バルサにおける最初の彼のアクションになるからだ。つまり、最初のうちは自身の持つスタイルよりクラブのあり方に身を置いたということ。
ハイプレスかつポゼッションを可能な限り高めながらメッシに自由を与え、相手の戦術を見定めながら細かい修正でテコ入れを行う予定だったはず。
神バルサゆえに彼のあまり目立たないキャラクターは生来のものと考えたほうがいい。自分のせいで誰かに不快感を与えるような争いは決して生み出さない。もちろん、その静波はチームを奮い立たせるカンフル剤には役立たないが、現在のバルサに必ずしも必要であったとは思えない。
ここ最近のバルサは指揮官という存在を軽視続けてきた。実際、チャビが選手兼監督でいいのではとの声が出たほど。そこに元選手ではなく新しい血を入れたことに私は感動している。
たしかにマルティーノは良い選択肢であったが、多少チーム作りに時間はかかった。現在も素晴らしい選手たちがそろってはいるが、全員が期待されているような機能を見せているわけではない。
ネイマール、彼が魅せるピッチ内外での表立った振る舞いは、バルサの未来を象徴しているであろう。彼は怪物ロナウドが認める天才で未完の大器となっているが、単純にバルサでは学ぶ必要があるだろう。そのような状況下でもハットを記録するなど、一瞬で試合を終わらせてしまう限られたクラスの選手だ。
現在のバルサは中盤の選手がCBに回らなければならないほどやりくりに問題を抱えている。しかし、それほど弱っているバルサの運命を決定づける試合もまだ訪れていない。そんな試合なんてシーズン中に数えるほどだかんね。彼らはビッグゲームでこそ本来の力を発揮する。
最後にマルティーノについて、彼は数々のエリートクラブを率いてきた指揮官だけど、これまでの経験からか、その佇まいはとても素朴なもの。選手とのコミュニケーションを大切にし、尚且つ自身の過ちを認める器量も持ち合わせている。
シティ戦では死闘が予想される。私はシティが完全に死んでいるとは思わない。彼らは希望を失ってはいない。それは見くびられているから。
そのような切羽詰まった戦いで彼がカンプノウの地でどのような戦術を駆使するのか非常に興味がある。ネイマールとメッシ、二人の天才を操れるのは世界中見渡しても彼だけだ。マルティーノを解任すればバルサの迷走が始まる。
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