2018年04月19日(Thu)
【無限の住人 感想】
また書きなぐってしまいましたが、よろしければ…
遅くなって申し訳ありません^-^;
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妹を失ったことで奈落の底に突き落とされたが、瓜二つの凛と出逢ったことで、自らの身体の秘密と真摯に向き合い、彼女を守るため生きる選択をして、過酷な試練に身を捧げる。試したりリトライする権利が与えられた、万次って神様が興した最高の実験道具だったんじゃないかと、見終わって思う。生きるのに強い弱いもない、愛するもののために恐怖に打ち勝ち、我が身を投げ入れ、無償の痛みに耐えられるか、。身を呈して凛の犠牲となり、彼女に天津を殺る一突きを送るシーンに、すべて凝縮されてた。
アクションシーンに圧倒され過ぎて、凛が万次に間違って手裏剣投げて刺さった(万次の小刻みな震え方がアニメみたいで面白かった)辺りから自然と泣いてもうてた。万次にビビって後退りする武士たちの引きつった表情…リアルで血生臭い悪臭漂う現場が、あのシーンだけでも身の毛がよだち、腰を抜かすほど伝わった。四方八方から取り囲む表情たち、どれもこれも悪人に見えない(かなりの悪人なんだろうけど)。自分の来た道が正しいんだと死を覚悟して、プライドに生きた男の顔。その中でも万次と凛の暖かい癒しの空間だけは、確かに存在してた。
人を'斬り倒す'役やらせたら木村拓哉に勝てる役者はいないと思う。彼は地獄見てきた表情で、無心で'殺す'身のこなしに徹せられるから、鮮やかに斬りあうのではなく、間合いなんぞお構いなしに命のみ奪うことを目的とした、本物の'殺戮'シーンを作り出すことができる。'リアルさ'というのは、彼が演じることにおいてこれまで一番といっていいくらい大切にしてきた必需品に思う。それが無限にピッタリ合ってた。時にその自然体がアドリブだって言われるんだけど、その想像力こそ彼の天賦であり、作品に色付けしてより輝かせようとする向上心の賜物と言える。
映画館で体感したような音響迫力は落ちるけれど、Blu-rayでもあの世界観にどっぷりﾊﾏってられるし、凛を守りながらの万次の戦闘シーンが昼も夜も頭から離れませぬ…(´-ω-`)傷を負った面構えのせいもあるのか、万次は木村拓哉が演じているのだというのをまったく忘れてしまってる時間があるくらい、存在感やその同化っぷりがﾊﾝﾊﾟない(￣▽￣;)ほんとこっちまで痛くなる(切り刻まれていくような)映画でしたが、万次と同じく合戦を観戦する側にも再生能力があるらしく、終盤の立ち合いには、『もっと…もっと惨くてスリルあるのをぉ！！』と、逆に求めてしまうようになってた。
田中泯さんは、A LIFEの時とは違って悪役のまま終わられるのかと思いきや、上半身だけになろうと剣を取りにいく、惨めったらしく命乞いをしない、剣の道に生きる男の執念に感服し、少しだけ安心できた(笑)
図るわアガクわの泯さんの吐、市原隼人さんの尸良でさえ、退散はするものの恐怖を省みず必ず仕留めに戻ってくる…誰もが我こそ唯一無二であると信じてやまない。血が飛び肉が切り裂かれる音が耳にこびりついて離れないのに、不思議と見終わったあと爽やかな気持ちで眠れてしまうという…(￣ｑ￣)ｚｚｚ
プライドを貫き覇道を行ったキャラたちに愛着と好感を持つことのできる、情熱的で何度見ても飽きさせない作品だった。
武士の時代の人間の本能や恐怖に対する息づかいが特徴的。無限は不思議なくらい独特だった。セットや死体という景色までもが、戦う野郎共の喧嘩を煽ってる。剣同士が交わるたびに光が飛び交い、痛さに嫌気がさして悪人にさえも同情したくなる。その同情をもって彼らのなか(人生)に入って(妄想して)いきたい!!数行きゃいいじゃなく、それくらい1シーン1シーンに妥協許さぬ誇りを感じた。もう斬り合いは十年はいいわと思っちまうほど、これでもかってくらい獰猛な命が次々たたっ切られた作品。今他のを見たら…いや見れないでしょう、ものたんなくて
これは日本国内のｱﾝﾁが騒いでいいレベルの作品ではないなと、改めて。それくらい三池組とチーム木村拓哉がプライドをかけたものづくりに感じました。これぞ木村拓哉が木村拓哉たるゆえん。カッコよくスマートな美ではなく、彼が血だらけでのたうちまわる、凶暴で野蛮で泥臭く息をした作品。私生活で大変なときに彼は、生死の狭間を体現し、傷だらけの強さを我々に見せてくれました。そのことを知った瞬間、涙が溢れました。
“特典映像”
「今日、誕生日を迎えられたかたがいます」に対し、万次を着た木村拓哉の反応が'若者のすべて'のたけしとダブって見えた。もう何戦もしてきてるのに、自分がどう思われるかにこだわる。これが彼の闘気なんだと、そこにブレなど一切ないんだってことが嬉しかった。彼は本当に、常に周りをよく見てる。少しの気配、隊列の乱れも見逃さない。
ワッツで言ってた戸田恵梨香さんとの 戦闘シーンが一番ハラハラしたし、殺陣にも手が込んでいたから何度もリピした。地形をいかして様々に状況が変化するのについていくのがやっとだった。万次を蹴って吹っ飛ぶシーンは圧巻。もちろん怪我しないようにカバーはされてるんだろうけど、スタッフと演者の信頼が感じられたシーンだったんじゃないかなと。「彼女(戸田恵梨香)頑張ってます」、それが伝わる技を駆使した試合だった。実は彼女が最強説(;゜0゜)
劇中では、天津は凛に対しめちゃくちゃ怖いけど、カットがかかって花さんを見て笑う福士さんの笑顔が優しくて暖かかった。我々見る側はああいうのがたまらんのだす(´∀｀)
終わりかたも木村流で、これまたズルいくらいカッコいい!!
“価値あるタッグ”
賛辞のしかたはそっけないけど的確だし感激した様子が伝わったから、三池崇史監督との絆は本物だと思う。また、この最強タッグが見たい！
天から演技で伝える役目を与えられた木村拓哉が、これからどんな種類の幸せを、我々ファンに与えてくれるのか、ワクワクが止まりません！！！
22:12
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【無限の住人 感想】
また書きなぐってしまいましたが、よろしければ…
遅くなって申し訳ありません^-^;
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妹を失ったことで奈落の底に突き落とされたが、瓜二つの凛と出逢ったことで、自らの身体の秘密と真摯に向き合い、彼女を守るため生きる選択をして、過酷な試練に身を捧げる。試したりリトライする権利が与えられた、万次って神様が興した最高の実験道具だったんじゃないかと、見終わって思う。生きるのに強い弱いもない、愛するもののために恐怖に打ち勝ち、我が身を投げ入れ、無償の痛みに耐えられるか、。身を呈して凛の犠牲となり、彼女に天津を殺る一突きを送るシーンに、すべて凝縮されてた。
アクションシーンに圧倒され過ぎて、凛が万次に間違って手裏剣投げて刺さった(万次の小刻みな震え方がアニメみたいで面白かった)辺りから自然と泣いてもうてた。万次にビビって後退りする武士たちの引きつった表情…リアルで血生臭い悪臭漂う現場が、あのシーンだけでも身の毛がよだち、腰を抜かすほど伝わった。四方八方から取り囲む表情たち、どれもこれも悪人に見えない(かなりの悪人なんだろうけど)。自分の来た道が正しいんだと死を覚悟して、プライドに生きた男の顔。その中でも万次と凛の暖かい癒しの空間だけは、確かに存在してた。
人を'斬り倒す'役やらせたら木村拓哉に勝てる役者はいないと思う。彼は地獄見てきた表情で、無心で'殺す'身のこなしに徹せられるから、鮮やかに斬りあうのではなく、間合いなんぞお構いなしに命のみ奪うことを目的とした、本物の'殺戮'シーンを作り出すことができる。'リアルさ'というのは、彼が演じることにおいてこれまで一番といっていいくらい大切にしてきた必需品に思う。それが無限にピッタリ合ってた。時にその自然体がアドリブだって言われるんだけど、その想像力こそ彼の天賦であり、作品に色付けしてより輝かせようとする向上心の賜物と言える。
映画館で体感したような音響迫力は落ちるけれど、Blu-rayでもあの世界観にどっぷりﾊﾏってられるし、凛を守りながらの万次の戦闘シーンが昼も夜も頭から離れませぬ…(´-ω-`)傷を負った面構えのせいもあるのか、万次は木村拓哉が演じているのだというのをまったく忘れてしまってる時間があるくらい、存在感やその同化っぷりがﾊﾝﾊﾟない(￣▽￣;)ほんとこっちまで痛くなる(切り刻まれていくような)映画でしたが、万次と同じく合戦を観戦する側にも再生能力があるらしく、終盤の立ち合いには、『もっと…もっと惨くてスリルあるのをぉ！！』と、逆に求めてしまうようになってた。
田中泯さんは、A LIFEの時とは違って悪役のまま終わられるのかと思いきや、上半身だけになろうと剣を取りにいく、惨めったらしく命乞いをしない、剣の道に生きる男の執念に感服し、少しだけ安心できた(笑)
図るわアガクわの泯さんの吐、市原隼人さんの尸良でさえ、退散はするものの恐怖を省みず必ず仕留めに戻ってくる…誰もが我こそ唯一無二であると信じてやまない。血が飛び肉が切り裂かれる音が耳にこびりついて離れないのに、不思議と見終わったあと爽やかな気持ちで眠れてしまうという…(￣ｑ￣)ｚｚｚ
プライドを貫き覇道を行ったキャラたちに愛着と好感を持つことのできる、情熱的で何度見ても飽きさせない作品だった。
武士の時代の人間の本能や恐怖に対する息づかいが特徴的。無限は不思議なくらい独特だった。セットや死体という景色までもが、戦う野郎共の喧嘩を煽ってる。剣同士が交わるたびに光が飛び交い、痛さに嫌気がさして悪人にさえも同情したくなる。その同情をもって彼らのなか(人生)に入って(妄想して)いきたい!!数行きゃいいじゃなく、それくらい1シーン1シーンに妥協許さぬ誇りを感じた。もう斬り合いは十年はいいわと思っちまうほど、これでもかってくらい獰猛な命が次々たたっ切られた作品。今他のを見たら…いや見れないでしょう、ものたんなくて
これは日本国内のｱﾝﾁが騒いでいいレベルの作品ではないなと、改めて。それくらい三池組とチーム木村拓哉がプライドをかけたものづくりに感じました。これぞ木村拓哉が木村拓哉たるゆえん。カッコよくスマートな美ではなく、彼が血だらけでのたうちまわる、凶暴で野蛮で泥臭く息をした作品。私生活で大変なときに彼は、生死の狭間を体現し、傷だらけの強さを我々に見せてくれました。そのことを知った瞬間、涙が溢れました。
“特典映像”
「今日、誕生日を迎えられたかたがいます」に対し、万次を着た木村拓哉の反応が'若者のすべて'のたけしとダブって見えた。もう何戦もしてきてるのに、自分がどう思われるかにこだわる。これが彼の闘気なんだと、そこにブレなど一切ないんだってことが嬉しかった。彼は本当に、常に周りをよく見てる。少しの気配、隊列の乱れも見逃さない。
ワッツで言ってた戸田恵梨香さんとの 戦闘シーンが一番ハラハラしたし、殺陣にも手が込んでいたから何度もリピした。地形をいかして様々に状況が変化するのについていくのがやっとだった。万次を蹴って吹っ飛ぶシーンは圧巻。もちろん怪我しないようにカバーはされてるんだろうけど、スタッフと演者の信頼が感じられたシーンだったんじゃないかなと。「彼女(戸田恵梨香)頑張ってます」、それが伝わる技を駆使した試合だった。実は彼女が最強説(;゜0゜)
劇中では、天津は凛に対しめちゃくちゃ怖いけど、カットがかかって花さんを見て笑う福士さんの笑顔が優しくて暖かかった。我々見る側はああいうのがたまらんのだす(´∀｀)
終わりかたも木村流で、これまたズルいくらいカッコいい!!
“価値あるタッグ”
賛辞のしかたはそっけないけど的確だし感激した様子が伝わったから、三池崇史監督との絆は本物だと思う。また、この最強タッグが見たい！
天から演技で伝える役目を与えられた木村拓哉が、これからどんな種類の幸せを、我々ファンに与えてくれるのか、ワクワクが止まりません！！！
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